仕事中の「アイドルタイム」とは、どんな時間のこと?

2023.10.07

企業の経営者は、生産性の向上を図るため、スタッフに対して業務のスピードが速くなるように指導したり、コストの削減を図ったりしていることでしょう。

生産性の向上においてネックとなるのが「アイドルタイム」です。経営者の間ではよく耳にする言葉であっても、スタッフの立場としては「アイドルタイム」がどんな時間なのかよくわからないと感じるのではないでしょうか。

この記事ではアイドルタイムについて説明したうえで、アイドルタイムの活用方法についても紹介します。

アイドルタイムとは?

アイドルタイムとは、業務中であるにもかかわらず仕事をしていない時間のことです。

アイドルタイム(idle time)の ”idle” とは「なまける、ぼんやりする」という意味ですが、その意味を深く掘り下げると「おこなうべき作業はすべて終えて、やることがない状態」を指します。

つまり ”idle” という単語は「やる気は十分にあるが、作業を終えたので次の作業まで少し休む」という意味があります。

アイドルタイムが発生する原因は?

アイドルタイムが発生する原因は、大きく分けると下記の2つがあげられます。

・指示者の段取りが不十分であるため
・業種によっては、ピークの時間帯と作業が少ない時間帯が発生するため

指示者がスタッフに対して作業の割り振りをうまくおこなえない場合、予定よりも早く作業が終わるとスタッフが手持ちぶさたになってしまい、アイドルタイムが発生します。

このような場合にアイドルタイムを発生させないためには、スタッフの空き時間に割り振りできる作業を前もって用意しておくことです。

それにより、アイドルタイムをできる限り減らすことができます。

また、業種によっては、ピークの時間帯が終了すると、作業が少ない時間帯が発生することがあります。たとえば、飲食店の場合、食事の時間帯は非常に忙しくなる反面、食事ではない時間帯は作業が少なくなります。

このように、業種によってはアイドルタイムが必ず発生するケースもあります。

アイドルタイムはどのようなシーンで使われる?

経営者にとって、スタッフのアイドルタイムは無駄な時間だと感じることでしょう。コスト削減のためにも、アイドルタイムはできる限り減らしたいと考えるのではないでしょうか。

しかし、見方を変えれば、無駄に感じられるアイドルタイムを有効に活用することが可能です。

たとえば、手持ちぶさたにしているスタッフに対して、倉庫内の整理整頓や清掃などの作業を割り振りできます。

倉庫内が散らかっていると作業の効率が低下しやすくなってしまいますが、スタッフの手待ち時間を活用して倉庫内を片付ければ、アイドルタイムを有効に活用できるだけでなく、倉庫内の整理整頓によって作業効率の向上も期待できます。

アイドルタイムをかしこく活用しよう!

スタッフにアイドルタイムが発生した場合、他の作業を割り当てる以外にも有効に活用する方法もあります。

一例をあげると、スタッフの教育に時間をかけられることです。

たとえば、飲食業や宿泊業などは特定の時間帯になると業務が多忙になる反面、ピークの時間帯が過ぎると作業が少なくなることが多いです。

アイドルタイムが比較的長ければ、その時間を活用してスタッフの教育ができます。新しい作業を教えるだけでなく、業務中にスタッフが上手にできなかった作業について再度教育することも可能となります。

アイドルタイムは次の作業の前準備にあてられるほかにも、教育のような比較的時間がかかる業務にあてられることも理解しておきましょう。

まとめ

仕事におけるアイドルタイムとは、わかりやすく説明すると業務中に発生する手待ち時間のことです。

アイドルタイムが発生する原因は、作業指示者の段取り不足があげられます。そのほか、業種によっては特定の時間に作業が集中する反面、他の時間帯は作業が少なくなってしまい、アイドルタイムが発生してしまいます。

アイドルタイムを有効に活用するには「アイドルタイムにどんな作業をしてもらうか」をあらかじめ考えておくことがポイントです。

次の作業の前準備や、作業場の整理整頓や清掃のほか、アイドルタイムが比較的長ければスタッフの教育にあてることもできます。

経営者としては、アイドルタイムを極力発生させないことも大切ですが、アイドルタイムを有効に活用できれば、結果として生産性の向上につながり、売上や利益を確保しやすくなります。

記事をシェアする

kakimoto