テレワークで使うイヤホンマイク、どう選ぶ?

2021.10.19

テレワークという新しい働き方が普及し、Web会議をする機会が増えています。その際にあると便利なのがイヤホンマイクです。

イヤホンマイクを使用することで、お互いの声が聞き取りやすくなります。また、ハンズフリーになるので、スマホやタブレットからでも会議に参加しやすくなります。

この記事では、テレワークで使うイヤホンマイクの選び方をご紹介します。

おすすめは「ノイズキャンセリング機能付き」のイヤホンマイク

数人でWeb会議をする場合、それぞれ違う場所から参加することになります。周囲の環境音も異なり、雑音が混じりがちです。

双方の声がしっかり聞き取れないと、会議の進行に支障を来してしまうので、耳に届く雑音を減らす必要があります。

ノイズキャンセリング機能付きのイヤホンマイクであれば、雑音をできるだけカットした状態で音を聞き取ることができます。

より高性能なものを選ぶなら、ノイズキャンセリング機能に加え、「単一指向性マイク」といって、周りの音は拾わず自分の声のみ拾ってくれるマイクが付いた製品を選ぶようにしましょう。

接続方式で選ぶ

イヤホンマイクの接続方式には、有線接続と無線接続があります。

有線接続は「USB」「3.5mm」「Lightning」の3種類があります。ケーブルが必要ですが、充電の必要がなく、電波の干渉を受けずに済むので音が途切れる心配がありません。種類も豊富にあり、無線接続に比べると手頃な値段で入手することができます。

無線接続は「Bluetooth」があります。ハンズフリーになるので、ながら作業や移動中でも相手と会話をし続けることができます。ただし、電波干渉を受けたり充電が切れてしまったりすると音が途切れたり使えなくなってしまうリスクがあります。

有線接続の種類

・USB
音を流すときには、「デジタル信号」「アナログ信号」のどちらかを利用しますが、パソコンで音声を聞く際には「デジタル信号」を用いた方が音質が優れるという性質があります。

USB接続は、デジタル信号を用いているため、音がクリアに聞こえやすいです。

デメリットはオーディオ機器には使えないことが多い点ですが、テレワーク用にイヤホンマイクを用意する場合、ほとんど影響はありません。

・3.5mm
3.5mm接続は、いわゆる「イヤホンジャック」のことです。昔から使われてきた接続方式なので種類も値段もラインナップが豊富です。

ただし、「アナログ信号」を使っているため、USBに比べるとパソコンで使用する際の音質は劣ります。オーディオ機器向きの接続方式です。

・Lightning
iPhoneなどアップル製品に使われる接続方式です。iPhone7以降は、イヤホンジャックが廃止されLightningコネクターのみになりました。そのため、有線イヤホンを使用する際はLightningコネクターに対応した製品を選ぶ必要があります。

仕事中にiPhoneを使って会議することが多く、イヤホンの充電切れや無線干渉の心配をせず、安定した環境で通話をしたい場合は、Lightning用のイヤホンマイクを用意するとよいでしょう。

装着感も重要

会議が続いていたり、長引いたりして、長時間イヤホンマイクを着けっぱなしということもあるでしょう。装着感が悪いと快適に仕事ができないため、自分にあったイヤホンを選ぶことが大切です。

イヤホンは着け方によって「カナル」「インナーイヤー」「耳かけ」の3種類に分けることができます。

・カナル
耳の中にすっぽりイヤーピースを差し込むイヤホンです。遮音性に優れ耳栓代わりにもなりますが、密閉感があります。

・インナーイヤー
耳の穴の入り口にはめ込むようにして使うイヤホンです。耳が疲れにくいですが、外れやすいというデメリットもあります。

・耳かけ
耳に引っかけるようにして使うイヤホンです。外れにくく、耳の中に入れないので不快感が少ないです。

まとめ

テレワークで使うイヤホンマイクの選び方をご紹介しましたが、いかがでしたか。

雑音を減らし双方の声がクリアに聞こえる「ノイズキャンセリング機能」付きのイヤホンマイクを選ぶのがおすすめです。接続方式や装着感などは環境や好みに応じて選んでみてください。

両耳が塞がっていると周りの音が聞こえにくく不安と感じる人は、片耳タイプのイヤホンもあります。自分にあったイヤホンマイクを見つけて、テレワークを快適なものにしましょう。

(画像は写真ACより)

記事をシェアする

高野勤一
高野勤一