立ち仕事には靴選びも重要!疲れにくい靴の選び方

2021.08.27

立ち仕事は、長時間立ちっぱなしになるため、足に負担がかかりやすくなります。靴が合わないと余計に疲れやすくなり、体にも心にも優しくありません。

今回は立ち仕事でも疲れにくい靴の選び方をご紹介していきます。

自分の足のサイズを知る

足のサイズというと「○○cm」といった足の長さを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

しかし自分に合った靴を選ぶには、足の長さだけでなく足の幅も重要なポイント。足の幅は「E」という単位で表記されます。靴の裏側に「3E」「EEE」と書いてあればそれが足の幅です。

足の長さは足指の一番長いところからかかとの出っ張ったところまでを計測します。

足の幅は親指のつけ根の出っ張ったところから、小指のつけ根の出っ張ったところまでを計測します。

ただし、足の幅は足のサイズとは異なり、メーカーによってサイズ表記が異なります。靴選びの目安として知っておくのはよいですが、実際に試し履きをしてフィット感を確かめた方がよいでしょう。

試し履きをしてフィット感を確かめる

見た目やブランドだけで買ってしまったり、通販で買うと、靴が合わずに怪我や疲労の原因になります。足の長さや足の幅はあっていても、履き心地が合わない、ということも考えられます。

靴を買うときはまず試し履きをしましょう。履いてから確かめたいポイントは以下の通りです。

■かかとが合っているか
パンプスやスニーカーを履いていてかかとがパカパカしてしまうようなときは合っていない証拠です。

くるぶしが靴の履き口に当たっておらず、かかとの真下にヒールがくるような靴を選ぶとよいでしょう。ベルトや靴紐がついていて固定できるとなお安心です。

■ヒールが高すぎないか
ヒールが高いと限られた部位で体の重心を支えることになるので疲れやすくなります。

立ち仕事が多い人は3cmから5cm程度の高さを選ぶと疲れにくいです。

■つま先がきつすぎないか
つま先がきついと外反母趾やまめの原因になってしまいます。1cm程度の余裕がある靴を選ぶようにしましょう。

そのときに参考にしたいのが足のタイプです。

つま先のタイプには大きく分けて3つのタイプがあります。

「エジプト型」「ギリシャ型」「スクエア型」です。それぞれのタイプでおすすめのつま先のデザインがあるので、そのデザインを採用した靴を選ぶとよいでしょう。

「エジプト型」は親指が一番長く、日本人の70%がこのタイプだといわれています。親指の先に圧迫感があると外反母趾になりやすいです。つま先が丸く、親指の先に余裕がある靴がおすすめです。

「ギリシャ型」は人差し指が一番長く、外反母趾にはなりにくいのが特徴です。人差し指を圧迫するような靴を履いていると、「ハンマートゥ」といってつま先がZ型になってしまう病気の原因になります。つま先が尖った「ポインテッド・トゥ」の靴がおすすめです。

「スクエア型」は日本人にはめずらしく、足の指の長さにほとんど差がないことが特徴です。小指にタコや魚の目ができやすいため、つま先が平らになっているものや大きく丸みのある靴がおすすめです。

疲労対策には中敷きも有効!

ここまで疲れにくい靴の選び方をご紹介しましたが、足の形は千差万別。市販の靴では完璧にフィットする靴を選ぶのは難しいものです。

人間の足の裏は平らではなく、アーチがあります。いわゆる土踏まずのことです。ここを適切に支えてあげることで疲労を和らげることができます。何か足が疲れるな、というときは中敷き(インソール)を使ってみてください。

ハイヒールやパンプスではつま先が薄く、アーチにフィットする中敷きがよいでしょう。つま先の形が合わなかったり、ヒールの高さが合わなくて足が滑ってしまうようなときは、足のつけ根のアーチを支えてくれる中敷きがよいでしょう。

まとめ

疲れにくい靴選びのポイントをご紹介しましたが、いかがでしたか。全部がぴったり合う靴を選ぶのはなかなか大変かもしれません。そんなときは中敷きも活用してみてください。

靴選びに自信がないときは、シューフィッターがいるお店を選ぶのも手です。シューフィッターは、専門の資格をもった靴選びのエキスパートです。色んな観点からおすすめの靴をアドバイスしてくれますよ。

(画像は写真ACより)

記事をシェアする

高野勤一
高野勤一