会社で出世するにはどうしたらいいの?

2021.02.11

会社に他の人よりも早く出世している人物はいませんか。そのような人を見ると、「なぜ彼はあんなにも早く出世するのだろう。」「彼と自分の違いは何なのだろう。」という疑問が湧いてしまう人も多いのではないでしょうか。

今回は早く出世する人の特徴や、出世するための仕事術などについてご紹介します。

出世と昇進の違いは?

出世と昇進は、どちらとも地位があがることを意味する言葉ですが、その地位の規模が両者で違います。

出世は会社での地位があがり、それによって世間から認められたことを指します。例えば専務に就任し、その仕事術の素晴らしさや評判が世間に広まり、多くの人から賞賛されたり尊敬されたりしているような状態です。

一方で昇進は、会社内部での地位があがった状態を指します。世間から認められたり尊敬されたりはしていないため、出世よりも少し活躍の度合いが低いといえます。

早く出世する人の特徴

1.ポジティブ
早く出世する人にはポジティブで前向きな人が多いといわれています。嫌なことがあっても切り替えが早く、笑顔で機嫌良く人に接することができるため、上司に気に入られやすいのです。

ポジティブな人は落ち込んでいる人を元気づけたり、周囲を巻きこんで何かをやり遂げたりするのも得意です。そのため「この人の元で仕事をしたい。」「この人についていきたい。」という人が増え、早く出世することもあります。

2.打算的な性格
打算的な人も早く出世しやすいといわれています。自社の利益や損得を第一に考えた決断を瞬時に下せるからです。

3.成長意欲がある
「早く大きな仕事が任せて貰えるよう成長したい。」「より効率的な仕事ができるようになりたい。」というように、成長意欲を常に持って仕事をしている人は、早く出世する可能性が高いです。

このような人は、常に反省や改善を繰り返しながら日々コツコツと成長し続けるため、いつの間にか他の人と大きな差をつけて出世していることが多いのです。

出世するための仕事術

無理なときは人に頼る
自分一人ではできないことや、自分の苦手なことに直面したときは、勇気を出して人に頼りましょう。そうすることで、より効率的に業務をすすめられるからです。

人に頼れるようになると、他の人の能力や得意分野を把握できるようになるので、人を上手に動かせるようにもなります。

人の悪口をいわない
出世したいのであれば、なるべく人の悪口をいわないようにしましょう。ネガティブな悪口は会社の人間関係を悪くしてしまうからです。

またどんなことが起きても、不満を漏らさずにひたむきに仕事をしていれば、周囲からの信頼を得られ、早く出世できるようになります。

実はみんなが出世したいと思っている訳ではない

マーケティングリサーチやアンケート調査を行っている株式会社クロス・マーケティンググループは、2015年8月に「若手社員の出世・昇進意識に関する調査」を行いました。

同調査での、出世したいかどうかという趣旨の問いに対しての回答は、以下のような結果になりました。

・出世したくない…15.8%
・出世にこだわっていない…43.4%
・できれば出世したい…28.8%
・出世したい…12.0%

つまり出世したい人は全体の4割程度であり、実は半数以上の人は、あまり出世することに執着していないのです。

まとめ

今回は早く出世する人の特徴や、出世するための仕事術などについてご紹介しました。早く出世する人の特徴として「ポジティブ」「打算的」「成長意欲がある」の3つがあげられます。

また、ときには人に頼ってチームプレーで仕事をこなしたり、人の悪口をいわず会社の人間関係を円滑に保ったりするスキルも、出世をする上で重要となります。

そのため早く出世したい人は、社内全体の状況を正確に把握し、業務全体を効率良くすすめることと、他の社員と分け隔てなくコミュニケーションを取ることを意識して働くようにしましょう。

(画像はぱくたそより)

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高野勤一
高野勤一