働き方改革を便利ツール導入で実現!

2019.11.01

2016年9月に安倍首相が「働き方改革」を宣言して以降、日本人の働き方というものへの意識が変わりつつあります。

日本の企業体質はこれまで、深夜まで残業をせざるを得ない環境、育児・介護のための離職など、生産性の向上を妨げる要素がありました。

しかし、「働き方改革」の宣言により、日本の企業はどんどん変わりつつあります。
また、企業だけではなく、今まで働くことに対し消極的だった人も、積極的に仕事をする意識を持ちつつあります。

そこで、「働き方改革」実現のための便利なツールがどんどん取り入れられています。

今回は、「働き方改革」の内容と共に、各課題に関連した便利なツールをご紹介いたします。

働き方改革の内容

働き方改革での内容として大きな課題として挙げられているのが下記の3点です。

1.「長時間労働の是正」
政府は・時間外労働の上限について、月45時間、年360時間を原則とし、臨時的な特別な事情がある場合でも年720時間、単月100時間未満 (休日労働を含む)と設定しました。

これを改善するには、残業時間の短縮はもちろん、いかに日々の業務を効率の良いものにするかが重要です。

2.「柔軟な働き方ができる環境整備」
テレワークやリモートワーク、副業の推進など、時間や環境に縛られない働き方ができるかが重要です。

3.「多様な人材確保の推進」
育児や介護での離職、また病気やケガなどにより、外に仕事に行けなかった人などが働き続けられるように、リモートワークや在宅勤務を取り入れていくことが重要です。

便利ツールを目的別にご紹介!

コミュニケーション

「チャットワーク」

(画像はチャットワークHPより)

チャットワークは、メール・電話・会議・訪問などの、ビジネスで必要なコミュニケーションを取れるツールです。
これにより、仕事の効率化と会社の成長を目的としています。

特徴
・多くの人が利用しているLINEのようなチャットツールです。
スタンプも送ることができ、高度なITツールに不慣れな人でも、簡単に操作することができます。

・グループチャットで簡易会議をすることができ、リアルタイムで情報交換をすることができます。

・チャット内で発生したタスクを担当する人に割り当てることができます。
依頼者も担当者もタスク管理ができるので、処理をし忘れることがありません・

・ワード、エクセルなどのファイル管理ができます。
ファイルはクラウド上で管理され、ファイルサーバーとしても利用することができます。

(画像はチャットワークHPより)
費用
14グループのチャット、容量5GBまでは無料です。
グループ数を無制限にする、容量を増やす、複数人でのビデオチャット機能などは料金がかかります。

勤怠管理

「ジョブカン」

(画像はジョブカンHPより)
ジョブカンは従業員の出勤・退勤時間などの出社状況、欠勤状況、休暇状況などの勤怠管理をクラウドシステムにより管理することができます。

特徴
・ICカードやSlack、LINEなどの多彩な打刻方法ができます。
様々な職場環境、働き方に合わせた打刻方法を選ぶことができ、直行直帰が多い営業担当者などの勤怠管理が簡単になります。

・画面のカスタマイズ性が豊富です。
管理画面のオプション機能の表示・非表示が切り替えスイッチにより自由に選ぶことができます。
簡単で豊富なカスタマイズ性能で、オリジナルのフォーマットを作成することができます。

・「働き方改革関連法」に対応した機能です。
年次有給休暇を年5日以上取得や、時間外労働の上限規制など、守らないと罰金が発生するような法改正にも対応しており、これによって、リスクを回避し、管理監査者の負担を減らすことができます。

(画像はジョブカンHPより)
費用
30日間の無料期間のあと、オプション利用の数により200円から料金がかかります。

情報共有

「Stock」(ストック)

(画像はStock HPより)
Stockはノート形式で情報を簡単に残せるツールです。
情報共有系ツールの中でも、とにかく簡単で、ITに詳しくない人でも簡単に利用することができます。

特徴

・チャットツールのように、情報が流れていくことがないので、必要な情報を探す手間が省けます。

・ノートごとにタスク管理ができ、関連するタスクはサイドバーのタスク一覧から確認できます。

(画像はStock HPより)
費用
無料プランでもユーザー数は無限で、容量1GBと十分な使用環境です。
チーム単位での料金プランとなり、ユーザー数やオプション機能により料金が変わります。

今までの課題であった長時間労働や離職率の高さなどは、こういった便利ツールの導入により、どんどん解決されています。

便利なITツールの導入により、「働き方改革」の課題が全てが解決できるわけではありません。

しかし、日々の業務の中で、時間や労働の無駄を省き、「一億総活躍社会実現」に向け、効率の良い仕事環境を目指しましょう。
(画像はPixabayより)

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高野勤一
高野勤一