介護職と保育士の所得を大幅増額!ベネッセスタイルケアが新制度を実施

2017.03.30
介護職の処遇改善投資としておよそ13億円を投資

3月22日に株式会社ベネッセスタイルケアが、同社で勤務する介護職および保育職に対する処遇改善を行うと発表した。

同社の発表によると、介護職の処遇改善に投資額としておよそ13億円、保育職に対してはおよそ2.3億円の投資を行うとしている。

処遇改善により介護業界全体のイメージを変える

ベネッセスタイルケアは、国内の大都市部を中心として介護事業やこども・子育て支援事業を展開しており、2017年3月22日時点で、高齢者向けホームを308拠点、保育園45拠点の運営を行っている。

今回の処遇改善は、昨今国内で大きな問題として取り上げることの増えた介護および保育における人材不足を背景として、またやはり国内における課題としてあげられる都市部における高齢者人口の急増への対応および、同社の「介護を特別なものにしたくない」「住み慣れた地域に住み続けられるようにしたい」という想いを遂げるべく行われるもの。

また、大幅な処遇改善を行うことにより、介護現場で働く社員が、やりがいや自身の将来への希望を持ち、定年まで安心して働ける会社にするという目的もある。これによって、介護業界全体への世間のイメージを変えることも狙いとしてある。

改善施策の内容としては、介護職において、3年以上勤務している社員の賞与を0.8か月から1.4か月分増額することに加え、世田谷区勤務において、特別勤務地手当の増額を最大一か月35,500円増額する。

保育においては、全正社員を対象として0.7か月から1.0か月分の賞与増額に加えて、東京都保育士エリア手当を新設し、一か月に15,000円の手当を支給する。

(画像はベネッセスタイルケアトップページより)

▼外部リンク

ベネッセスタイルケアプレスリリース
https://kaigo.benesse-style-care.co.jp/

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