「日本の人事部 人事白書2022」を刊行・8つのテーマで人事課題の抽出

2022.07.05
企業の人事と戦略の実態

株式会社HRビジョンは、「日本の人事部 人事白書2022」を刊行したと2022年7月4日に発表した。全国の企業人事の回答から、課題の傾向や解決の糸口を分析できるほか、8つのテーマで自由回答も多く多角的な課題や解決の工夫などを知るきっかけになる。

戦略人事は重要ながら、機能面では課題も

人事白書は、「日本の人事部」正会員のべ5,200社、5,441名の人事担当者/経営者の回答をまとめたものだ。戦略人事・注目の人事課題・採用・育成・制度/評価/賃金・ダイバーシティ&インクルージョン・働き方・組織開発の8つのテーマで構成されている。

調査で戦略人事は重要であるか聞いたところ、「当てはまる/どちらかといえば当てはまる」の回答は86.7%、人事部門が戦略人事として機能しているかについては「当てはまる/どちらかといえば当てはまる」の回答は29.9%となり、機能面で課題があることが分かる。

人事とキャリア形成

本人の希望がキャリア形成に「反映できている/どちらかといえば反映できている」が46.6%、「反映できていない/どちらかといえばできていない」は42.7%であった。

ダイバーシティ&インクルージョン戦略を重視している企業ほど、反映できていると感じている傾向にある。

制度/評価/賃金に関し、スキルや経験を重視する「ジョブ型雇用」導入について「従業員の役割が明確になる」などポジティブに捉えている企業が多いことが分かった。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

株式会社HRビジョンのプレスリリース(PRTIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000082001.html

「日本の人事部 人事白書2022」詳細・購入ページ
https://jinjibu.jp/research/

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高野勤一
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