プレミアムフライデーの導入、半年で5%。1ヵ月の平均残業時間約3割が「残業なし」

2017.09.12
実際に勤務先に導入されている制度やその利用状況等についてアンケート調査

2017年9月7日、株式会社アイリックコーポレーションは、同社が運営する保険ショップ「保険クリニック」が、実際に勤務先に導入されている制度やその利用状況等について、20歳から60歳の有職者にアンケート調査(以下、同調査)を実施したと発表した。

同調査は、Webアンケート方式で2017年8月23日~8月25日の期間に実施され、サンプル数は有職者の男性300名・女性300名である。

調査結果の抜粋

1ヵ月の平均残業時間は、29.3%が「残業をしていない」と回答し、「1~9時間」と回答した人もあわせると、60.3%が残業時間を少なく抑えられており、労働基準法で時間外労働の上限として定められる45 時間を超えている人は6%であった。

残業理由として、トップの「突発的な業務のため」が58.0%で、続いて「日常的に業務量が多いから」49.3%で、他の理由と大きく差がつく回答だった。

勤務先で最も多く導入されている制度は「ノー残業デー」が22.7%で、2017年2月に始まったプレミアムフライデーの導入は5%でその4分の3が従業員1,000人以上の規模の企業であった。

仕事と家庭・プライベートに関しては、69.3%が両立できていると感じており、属性別では、男性よりも女性、未婚者より既婚者の方が両立できていると感じている人が多く、既婚女性と未婚男性では25%近くの開きがあった。

健康的に働くために重要と思うことでは、「休暇」「人間関係」「給与」「労働時間」が上位を占めていた。

働き方の改善のために、会社や上司に掛け合ったことがあるのは5.8%で、その内容で最も多かったのは、業務内容・業務分担の見直しや効率化を図るための提案などで、次に多かったのが、休暇制度・フレックス制度や在宅勤務の導入など、会社の制度改定についての交渉であった。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

アイリックコーポレーション ニュースリリース
http://www.irrc.co.jp/pdf/press422.pdf

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高野勤一
高野勤一