キャディが「建設業2024年問題に関するアンケート調査」を実施

2024.03.07
21%が時間外労働と休日出勤の月平均が80時間以上に

キャディ株式会社が1月30日から2月6日にかけ、建設業(デベロッパー、ゼネコン、サブコン、工事会社、商社)に勤めていると回答した4,494人を対象に、「建設業2024年問題に関するアンケート調査」を実施。その結果を3月5日に発表している。

同調査で『時間外労働と休日出勤の月平均時間(時間外労働と休日出勤の合計は月平均何時間でしたか?-2023年1年間の実績/単数選択)』を聞いたところ、「80-100時間未満」という回答が全体の8%、「60-80時間未満」が5%、「0-60時間未満」が8%で、月平均時間が80時間以上になっているという回答割合が21%を占める結果が得られた。

また、『時間外労働と休日出勤の実態(時間外労働と休日出勤の合計が月45時間を超えた月は7か月以上ありましたか?2023年1年間の実績/単数選択)』を聞くと、「はい」との回答が全体の20%となり、長時間労働の常態化がみられた。

13%が働き方改革関連法案の施行への対策を実施

『働き方改革関連法案の施行への対策(働き方改革関連法案の施行への対策として最も重要だと思うものは何ですか?/単数選択)』を聞いたところ、「想定される業務への影響に対してすでに対策を実施している」という回答が全体の13%にとどまり、全体の87%が対策を実施していないことが分かっている。

また、『労働時間の上限規制による給与減少に懸念(働き方改革関連法案の施行による労働時間の上限規制により、残業代を含む給与減少の懸念はありますか?/単数選択)』を聞くと、「非常にある」との回答が全体の15%、「ある」が21%、「ある程度ある」が33%となった。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

キャディ株式会社 プレスリリース
https://caddi.com/press/20240305/

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高野勤一
高野勤一