HR総研が「社員のリスキリング」に関する調査を実施

2023.11.25
実施している施策、「社内での研修の実施」が最多

ProFuture株式会社の研究機関であるHR総研が9月20日から9月27日にかけて、企業の人事責任者・担当者を対象に、「社員のリスキリング」に関する調査を実施。その結果を11月21日に発表した。

同調査で『社員のリスキリング推進のために実施している施策』について調べたところ、「社内での研修の実施」が最多の74%。「社外の研修・スクールへの派遣」が55%、「外部のe-learningプログラムの利用」が54%などと続いている。

また、リスキリングの取組みにより「事業上の成果が出ている企業」と、「事業上の成果が出ていない企業」について調べた。その結果、それぞれ取り組み施策を見ると、成果が出ている企業の方が、成果が出ていない企業よりも、ほとんどの項目について取り組んでいる割合が高いことが分かった。

48%が習得してほしいスキルの明示が「できている」

『アンラーニングの実施状況(全体/企業規模別)』を調べると、「行っている」との回答が全体の9%にとどまり、「行っていない」が91%に上った。

また、『社員のリスキリングに関する具体的な取組み状況について、まず社員が持つスキルなどの前提情報の把握や、会社方針の整理状況』について調べると、習得してほしいスキルの明示が「できている」は全体の9%、「ややできている」は39%となり、合計48%で半数近い割合になっている。

その一方で社員の取得スキルの可視化については「できている」が7%、「ややできている」が32%、キャリアパスの明示については「できている」が6%、「ややできている」が37%と、いずれも約4割という結果が得られた。

出典元:ProFuture株式会社/HR総研
(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

ProFuture株式会社
https://profuture.co.jp/

HR総研 「社員のリスキリングに関するアンケート 調査報告」
https://www.hrpro.co.jp/research_detail.php?r_no=369

ProFuture株式会社のプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000058.000041222.html

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高野勤一
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