中小企業の働き方改革について社員の意識調査、半数以上が実感していないと回答

2023.08.23
中小企業で働く社員300名の回答

レバレジーズ株式会社のフリーター・既卒・第二新卒向け就職支援サービス「ハタラクティブ」では、中小企業の働き方改革を調査し、その結果を2023年8月21日に発表した。

同調査の対象は、従業員数500名未満の企業で働く正社員300名で、半数以上が「働き方改革が進んでいる実感はない」と回答している。

働き方改革の「実感なし」52.4%

前編の企業調査では、約8割の企業が働き方改革に取り組んでいると回答しているが、現在の勤め先で働き方改革に関する施策が行われているか聞いたところ「実施されていない」26.7%、「実施されていないと思う」25.7%だ。

半数以上が働き方改革が行われている実感がないという回答になる。また社員に改革の満足度を聞いたところ「十分に/どちらかというと満足している」という回答は、合わせて18.3%にとどまった。

社員が期待する働き方改革は「給料の水準が上がること」が49.3%、優先してほしい取り組みでも49.7%だ。昨今の物価高などの影響と考えられる。

現場の「声」が反映されているか

施策を実施する前に、「現場の声が反映されている実感がある」と回答した人は18.7%だ。伝達方法は「無記名アンケート」が39.3%、「上司との面談」が37.5%、「定期面談」が35.7%。現場の声を聞く企業の社員は、半数以上が満足していると回答した。

大企業に比べて企業体力が高くない中小企業では、賃上げの実施は難しいが、現場の声を聞くことで社員の満足度向上につながるのではとまとめている。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

レバレジーズ株式会社のプレスリリース(PRTIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000592.000010591.html

ハタラクティブ公式サイト
https://hataractive.jp/

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高野勤一
高野勤一