HR総研が「人的資本価値の最大化に向けたキャリア自律の課題」に関する調査を実施

2023.07.27
大企業の28%がキャリア自律の推進にある程度取り組む

ProFuture株式会社(人事のプロを支援するポータルサイトを運営)の研究機関であるHR総研が、5月29から6月9日にかけて企業の人事責任者・担当者を対象に、「人的資本価値の最大化に向けたキャリア自律の課題」に関する調査を実施。その結果を7月24日に発表した。

同調査において、企業における社員の「キャリア自律の推進」状況を企業規模別に調べたところ、従業員数「1,001名以上」の大企業では、「ある程度取り組んでいる」との回答が最多の28%で、「取り組みに向けた検討をしている」が24%、「積極的に取り組んでいる」が17%などと続いた。

従業員数「301~1,000名」の中堅企業では「取り組みに向けた検討をしている」が最も多く32%、次いで「積極的に取り組んでいる」が30%、「少し取り組んでいる」が27%などという結果が得られている。

「組織目標と社員のキャリアプランのミスマッチ」を懸念

社員の「キャリア自律」の推進開始時に懸念していたデメリットについて聞くと、「組織目標と社員のキャリアプランのミスマッチ」との回答が最多の28%で、「関連コストの増加」と「優秀人材の離職増加」が同率の26%、「管理職の負担増加」が25%などとなった。

またミスマッチが生じた際に、従業員数「1,001名以上」の業種「メーカー」では、「上司・社員による1on1ミーティングを定期・不定期に実施」や、業種「サービス」では、「職員の現在の立ち位置を明確にし、今後の成長に、併せて希望が考慮されうることを共有する」などといった対応をしていることが分かった。

(画像はプレスリリースより)
(調査結果などはProFuture株式会社/HR総研から引用)

▼外部リンク

ProFuture株式会社
https://profuture.co.jp/

ProFuture株式会社のプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000048.000041222.html

HR総研調査レポート
https://www.hrpro.co.jp/research_detail.php?r_no=363

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高野勤一
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