リクルート、2022年度中途採用実績に関する調査結果を公開

2023.07.08
従業員規模5人以上の民間企業4140社が回答

株式会社リクルートは、2023年7月5日、民間企業の2022年度中途採用実績に関する調査結果を公開した。

この調査は、同社の研究機関であるリクルートワークス研究所が同年1月26日~3月2日にかけて電話/FAXで実施したもの。従業員規模5人以上の民間企業7200社を対象としており、4140社より有効回答を得ている。

2022年度の中途採用実績、前年より増加

今回発表された調査結果によると、2022年度における中途採用実績は、1社当たり1.52人となった。前年度実績である1.31人と比較すると、増加を示す結果となっている。結果を業種別で見た場合、卸売業はプラス48.2%と中途採用人数が大幅に増加。一方、小売業はマイナス14.0%、医療・福祉はマイナス8.1%を示した。

2022年度の中途採用実績を従業員規模別で見た場合、採用人数は全ての規模で増加をマーク。最も増加したのは「300~999人」規模であり、増加率は30.6%に達している。また、2020年度から2021年度にかけての増加率が微増に留まった「5~299人」規模においても、2022年度実績ではプラス11.8%と大幅な増加を示した。

中途採用においても採用難度は高まっている

2022年度における経験者の採用人数については、1社当たり0.99人となった。前年度実績と比較すると0.19人増加しており、スキルの高い経験者の採用について企業が積極的であることが示されている。

2022年度下半期の中途採用において、必要な人数を「確保できた」と回答した企業は45.8%、「確保できなかった」と回答した企業は52.7%だった。必要な人数を確保できなかった企業の多さに注目し、同社は中途採用においても採用難度は高まっているとまとめている。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

中途採用実態調査(2022年度実績、正規社員) – 株式会社リクルート
https://www.works-i.com/

記事をシェアする

kakimoto