サービス業・輸送業・建設業などの現場仕事のDXは進んでいるのか?

2021.12.19
現場で働く業界のDXに関する調査

セーフィー株式会社は、管理職層1,000名を対象に、店舗や作業現場におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)に関する実態調査を行い、2021年12月16日に結果を発表した。

現場依存業務があるのは約6割

接客や作業でリモート化が進められない「現場依存業務」があるとの回答は62.2%、現場に足を運ぶ時間の平均は80.6時間だ。

内容は、「接客」33.7%、「商品・サービスの質の管理」20.6%、「仕入れ・在庫管理」19.7%だ。

管理職が現場に費やすコストは時間単位で4,518円、月単位で364,150円、その中でサービス業は時間単位で6,826円、月単位で690,418円となり経営にとっての負担も懸念される。

管理職が現場に行く理由には作業の確認、トラブル時の状況把握、稼働状況の把握などがあげられる。

DXが進んでいると思う人は約4割

繁忙期にミスやトラブルが増加すると思うと回答した業種は、1位「輸送業」66.0%、2位「製造業(食料品・飲料品・日雑品のメーカー)」58.0%、3位「製造業(自動車・家電・繊維・医薬品のメーカーなど)」55.0%だ。

現場のDXが「進んでいると思う」の回答は39.4%、導入されているツールは「勤怠・シフト管理システム」が40.4%、「顧客データ管理システム」29.4%、「キャッシュレス決済」は26.1%である。

デジタルの活用で業務負担が軽減すると考えている人は43.7%、特にサービス業では負担を減らせるという認識が薄い結果となっている。

(セーフィー調べ)

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

セーフィー株式会社のプレスリリース
https://safie.co.jp/news/

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高野勤一
高野勤一